鈍色アクアリウム

つまらない想いの水族館。

告白と朝

告白 - 鈍色アクアリウム

 

告白しました。

しましたというか、そのお手紙を渡しました。

渡しましたというか笑 昨日の夜書いて、朝渡そうと思ってテーブルの上に置いておいたら、気付いたら持ってってました笑

 

昨日は泣きながらお手紙を書きました。

情けなかったし、心苦しかった。

見られないように書いてはいましたが、横で楽しそうにはしゃいでいたので、それを見ていて余計に辛かった。

 

でもやっと言えた。

本当に良かった。

 

今日はお友達の家に泊まります。彼に会うのは明日の夜。

今夜一晩、これからのこと、こんなわたしとこれからどうするか、ゆっくり、ゆっくり、考えてほしいと思います。

 

これからどうなるんだろうって不安でこわいけど、「やっと言えて良かった」って少し晴れ晴れしている部分もあります。

申し訳ないって思う、ショックを受けさせて本当にごめんねって思う。

でも晴れ晴れしてもいる。それは、「もしこれで別れることになっても後悔しない」とか、そんなんじゃない。

なんだろう。なんて言ったらいいんだろう。

 

不思議と、「こうなってしまったことはもう仕方ない。本当に申し訳ない。でもよかったら、一緒に乗り越えようよ」って気持ちなんです。

でもそういう気持ちはあの余裕のない手紙では伝わらないかな笑 

 

 

あとは返事を待つだけです。

でも言えてよかった。

やっと彼に対して正直になれた。やっと誠実になれた。

本当に良かった。

 

 

 

わたし

心配

昨日、彼との帰りの電車の中で、酔っ払いのおじさんに絡まれました。

わたしはああいう時にスルーするのがとても苦手で、ついなんとなくずっと相槌を打っていたら、横にいる彼がLINEで「あんまり相手にしない」と送ってきて。

そうこうしていたらおじさんが今度は彼に話しかけ始めて、そしたら彼が、「少し静かにしてもらえませんか?」ときっぱりおじさんに言って。

普段ほとんど怒らない彼の怒ったところを、たぶん初めて見ました。

わたしは人が、特に男の人が怒っている姿がこわくてこわくて仕方がありません。

だから昨日も彼のその姿を見て、もうおじさんより彼がこわくて。 逆上したらどうしよう…って思ったし…。

 

でもそういうこともなく、しばらくしておじさんは降りていきました。

彼のおかげで危ないことにもならず本当に良かったんですが、しばらく彼のことが本当にこわくて、おまけに家でのこわい思い出をたくさん思い出してしまって、もう動けなくなってしまって。

固まっているわたしに彼が、

「俺がいる時はいいけど、ああいう時は相手にしたらダメ」と真剣に言いました。

帰ってからも、「心配かけないで。今日はただの酔っ払いだったけど、本当に危ないんだよ」って強く抱きしめてくれました。

 

彼は普段からちょっと過保護なくらいわたしを心配します。

階段を2、3段上から飛び降りても「そんなところからジャンプして骨折でもしたらどうするの?危ないからダメ」って、ほんとに冗談とかじゃなく、真剣に叱るし、お風呂に連れていってくれた時も、わたしが水風呂と熱いお湯と交互に入っていたら気が遠くなったと笑ったら呆れ果てて「もう連れてこない…。」と言うし、道路を歩いていても、後ろから車が来ると、車道側のわたしと位置を交代して、自分が車道側を歩きます。

 

大切にされてるんだなぁ、と思いました。

ほんとにほんとに、血の繋がりもないわたしを、心いっぱいに大事にしてるんだなぁ、と。

彼は普段あまり好きって言ってくれないけど、彼がわたしを大切に思う気持ちは、わたしが思っているよりもぐんと深くて、途方も無いものなのかもしれない、と感じました。

 

わたしが「嫌われちゃうかも」とか「もう一緒にいられないかも」とか、「嫌われてもいい」とか言っている隣で、彼はいつも彼らしい誠実な態度でわたしを愛していたんだなぁと気付きました。

言葉には言霊があるから気を付けなきゃダメって誰よりも言っていたのに、嫌われるのも一緒にいられないこともこわくて、つい予防線を張ることに一生懸命になっていました。

 

朝起きて、彼とごろごろしている布団の中で、「君が自虐を言う数を数える前に、自分が『もう嫌われちゃうかもしれない』って言うのをやめようって思ったんだ」って言ったら、彼は微笑んで、ぎゅっと抱き寄せてくれました。

 

「そうだよ、それでいいんだよ」った言われた気がしました。

 

 

 

わたし

ただ今言えること

今日はレコーディングのために、相方と、彼と一緒にいます。

 

昨夜は彼の顔を見ていたらまた泣いてしまいました。

 

彼と離れてもわたしの人生は続くとしても、わたしは彼を精一杯目一杯、全力で愛したなぁ…と、思うのです。

昨日の涙は、うーん…。 やっぱり、もっと一緒にいたかったなぁ…という涙かもしれません。

 

日々の生活の中で自然に繰り返す「今度」のはかなさ、頼りなさが、悲しくて仕方がありません。

 

でも他の友人と話したりする中で、「こんなことを告白したら嫌われてしまうかも」と感じることは、相手がどれだけわたしや、わたしと過ごした色々を大切に思ってくれているか、その気持ちを信じていないというか、蔑ろにしてしまっているということなのかもしれないとも、ここ数日は感じています。

 

難しいです。ただ今言えるのは、彼がほんとうに好きだということと、ずっと一緒にいたいということと、早く告げたい、告げなければ、そしてちゃんと謝らなければということです。

 

 

 

わたし

告白と反応①

今日、言いました。一番の親友に、話しました。

 

「わたしのこと嫌いになった?」

「え、なんで! 嫌いになんてならないよ」

 

緊張した。嫌なドキドキだった。怖かった。

でも言えた。

わたしには大事な人が3人います。

彼と、姉のような友達と、そしてこの子。

 

「そこは安心してくれていいよ」

 

この子はわたしが家を出る決意をした時も、こうやってわたしを励ましてくれました。

 

誰かがいなきゃ死んじゃうなんて言いたくないけど、

この3人がいなきゃ、わたしは死んじゃう。

それが正直な気持ちです。ほんとうにそう思った。

 

言えて良かった。

ほんとに、ほんとに、良かった。

 

 

 

わたし

至上の幸福

朝はメールを読んでショックでしたが、

ふと思いました。

 

彼は元々、ギタリストとして出会った人でした。

今でも恋人としての感情を全く抜きにしても、一人のミュージシャンとして彼を尊敬しています。

 

あんなギタリストに出会えたんだもの。

至上の幸せ。

 

だから家を出てよかった。ほんとによかった。

あの時、あのタイミングじゃなかったら絶対に出会えなかった。

 

だからよかったの。よかったんだよー。

 

 

 

わたし

脅迫状みたい

この頃、家族からメールが来ます。

でも文面が脅迫状みたいです。

「あなたには人を幸せにできません」とか、

「あなたに本当の愛は絶対わからない」とか、

もう最後の方は「歌ヘッタクソww」と誹謗中傷みたいになっています。

 

最初送られてきた時はすごい衝撃だったけど、

今も送られてくる度すごい衝撃だけど、

でも、落ち着くことにしました。

 

わたしはわたしの人生を生きていいはずだ。

誰が悪いとかそんなんじゃなく、

わたしはわたしの幸せを願う権利があるはず。

憎しみと恨みでいっぱいの人も世の中にはいるし、できることならそんないっぱいの憎しみも恨みも買わずに生きるべきだけど、買ってしまったら、もう仕方がない。

あの時家を出ずにはいられなかった。

家を出て、大変なことがたくさんあった。良かったことと同じくらいあった笑 それが家を出たことの対価。

この憎しみや恨みは、その税金みたいなもの。

でも家を出たからこそ音楽ができたし、彼や大切な友人達を含む今一緒にいるたくさんの人に出会えた。

 

これでよかった。

わたしには自分の人生を自分で決めて謳歌する権利がある。

ね。そうだよね。そう信じるよ。

 

 

 

わたし